喉の病気の症状
こんな症状はありませんか?
●喉が痛い
●セキが出る
●声が枯れる
●食べ物が飲み込みづらい
●喉に違和感がある
●喉にしこりがある
喉のトラブル・病気
急性咽頭炎
俗にいう「のどかぜ」です。咽頭全体が炎症を起こしている状態で、ほとんどの場合、風邪を引き起こすウイルスや細菌に感染したことが原因です。また、有毒ガスや汚れた空気、薬剤を吸いこんだ時などにも起こります。
扁桃炎
扁桃とは、口蓋の両脇にあるこぶ状のもので、口蓋扁桃とも言います。扁桃腺炎は風邪をきっかけに起こることが多く、腫れたり、膿が付着したりします。寒気や高熱を伴います。鼻の病気のところでもご説明しましたが、呼吸がしづらくなり、睡眠時無呼吸症候群の要因になっているケースもあります。
逆流性食道炎
逆流性食道炎とは、胃液や消化途中の食べ物が食道を逆流してそこに留まることで、食道に炎症が起きて胸やけや胸の痛みなどが現れる病気です。
声帯ポリープ
喉につかえる感じや違和感、圧迫感などがある場合、声帯ポリープが原因になっている場合があります。声帯に膨らみができたものが声帯ポリープで、歌手や講師、大きな声を出す人など、声帯に強い刺激を与えることの多い人がかかりやすい病気です。喉頭がんとの鑑別が必要になるので、耳鼻咽喉科での診察が必要です。
喉頭乳頭種
喉頭乳頭種は、喉頭の良性腫瘍です。パピローマウイルスが原因で起こるとされています。咽頭全体の中でも声帯で多く発症します。良性の腫瘍ではありますが再発率が高く、成人の声帯にできた喉頭乳頭腫は、まれにですが、悪性へと変化することもあるので注意が必要です。
喉頭がん
声が枯れたり、喉に痛みがあったりする場合は、喉頭がんの恐れがあります。喉頭がんの発生は女性より男性が10倍ほど多く、50歳代から80歳代までに急激に増加します(出典:国立がんセンター がん情報サービス)。また、喫煙によってリスクが確実に高くなることがわかっています。当院ではファイバースコープを導入し、咽頭がんの早期発見に努めています。
当院での喉の治療について
喉の治療では各種検査を行い、どの部分に炎症が起きているか、何が原因で症状が起きているかをしっかりと診断していきます。喉の不調は声帯ポリープや喉頭がんなど、手術が必要な病気もありますが、その場合は手術可能な総合病院等へ速やかにおつなぎし、患者さんの治療を円滑に進めます。