鼻の病気の症状
こんな症状はありませんか?
●鼻づまり
●鼻水が出る
●鼻が痛い
●鼻がかゆい
●鼻血が出る
●いびきが酷い
●においを感じない
●味がわからない
鼻のトラブル・病気
鼻出血(鼻血)
俗に鼻血と呼ばれる鼻出血の原因はさまざまです。最も多いのは、鼻を強くかんだり、鼻をほじって傷をつけたりなど、鼻の粘膜を刺激したことで起きる「単純性鼻出血」です。この場合は大きな問題はありませんが、高血圧疾患の方で抗凝固薬を服薬なさっている場合など、血液が固まりにくく、鼻出血が止まらないことがあります。当院ではバイポーラという電気メスで、速やかに止血処置(焼灼)することができます。
副鼻腔炎(ちくのう症)
副鼻腔に膿が溜まる病気です。鼻がつまる、においを感じない、粘り気のある黄色い鼻汁が出る、鼻汁が喉に流れるなどの症状があります。頭が重い、集中力がないなどの症状が見られることもあります。
アレルギー性鼻炎・花粉症
人間には、細菌やウイルスなどの外敵を排除しようとする「免疫」という機能が備わっています。この免疫が過剰に反応してしまう状態をアレルギーと言います。アレルギー反応が鼻で起きればアレルギー性鼻炎、鼻水や鼻づまりなどの症状が出ます。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
夜間睡眠中に大きないびきをかいたり、10秒以上の呼吸停止を繰り返したり、熟睡できない症状のことを言います。居眠り事故の原因となったことで社会問題化しました。気道が閉塞することで起きますが、その原因には「肥満」「顎が小さい」「口呼吸」などがあります。当院では検査をして、CPAP(シーパップ)というマスクを装着する適切な治療で無呼吸を防ぎます。
扁桃肥大・アデノイド肥大
口蓋の両脇にある「口蓋扁桃」が腫れた状態を扁桃肥大、鼻と喉の奥の方にあるアデノイドが腫張していることをアデノイド肥大と言います。お子さまに多く、呼吸がスムーズにできなくなったり、食べ物が飲み込みづらくなったりします。
子どもにも起こるSAS
睡眠時無呼吸症候群は、実は子どもにも増えています。扁桃やアデノイドが肥大したお子さまに見られます。内服薬や場合によっては手術をお勧めすることもあります。お子さまのSASは、落ち着きがない、勉強に集中できない、動作が粗暴といった悪影響が出てくることが多いので、早めにご相談ください。
嗅覚障害・味覚障害
風邪にかかった時などに、においがわからなくなることがあります。副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎、鼻中隔湾曲症などで鼻の一番上にある嗅裂という、においのセンサーがある部分まで、におい物質が届かないことが原因の一つです。においがわからないことで、味もわからない、味覚障害が起きることもあります。
当院での鼻の治療について
鼻の治療では各種検査を行い、どの病気が原因で症状が起きているかをしっかりと診断していきます。鼻の不調は我慢してしまう方も多いですが、治療することで症状が和らぎ、生活の質(QOL)は向上しますので、ぜひご相談ください。